【転職者インタビュー#11】臨床より研究が向いていると判断し、医師から一般企業へ転職
医師の活躍の場は臨床現場だけにとどまりません。
近年は、医療機関ではなく、一般企業で活躍する医師の数も増えつつあります。
今回は、病院の勤務医から製薬会社の研究職へ転職されたS.H先生に、転職を考えたきっかけなどを伺いました。
ご自身の適性を見つめ直し、キャリアプランを変更された事例として参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
S.H先生のプロフィール
元の勤務先:総合病院内科勤務医
年齢:30歳
家族構成:独身
転職先:外資系製薬会社
転職を考えたきっかけを教えてください
前の職場はかなり規模が大きい病院で、患者数がとても多い環境です。
内科医としての経験を積むには文句のない状態だったのですが、とにかくハードで、ストレスも多いなと感じながら働いていました。
元々は内科医として一人前になって、地元に帰ってクリニックを開きたいなと思っていました。
しかし、日々のハードワークで目標を叶えられるか不安になることも多々あったんです。
患者さんの役には立ちたいのですが、このままハードワークとストレスを堪えながら働き続けるのはきついと感じたのが、転職を考え始めたきっかけだったと思います。
医求縁結のことはどうやって知りましたか?
私が働いていた職場に転職で入ってこられた先生が教えてくれました。
その当時はまだ転職は考えていませんでしたが、その先生が、アドバイザーさんの知識豊富さやフォロー体制の充実度などを絶賛していたんです。
それで、キャリアプランの相談だけでもしてみる価値があると聞いたので登録してみることにしました。
結果として、悩み相談みたいなことから始まって、今の職場に転職できたので、あの時登録して良かったなと思ってます。
医求縁結で転職後、生活はどのように変わりましたか?
私は病院から一般企業(製薬会社)へ転職しました。
今は新薬開発の研究業務についています。
臨床現場では、患者第一で全てが動くため、医師の労働時間は時に長くなりがちです。
しかし、転職後は定時で帰るのが当たり前になりました。
もちろん当直業務もなくなりましたし、休日出勤もほとんどありません。
心身のゆとりができたのは言うまでもないですが、そんな環境でも新薬開発という側面から、患者さんを助けることにつながる仕事ができているのが嬉しいです。
もしかしたら、病院にいた時よりも、やりがいを感じながら働けているかもしれません。
仕事を辞めたいと考えている方に一言お願いします。
私の場合、最初は「医師として患者を救いたい気持ちは強いんだけど、その前に自分がばててしまいそうなのが悩み」と相談したんです。
医求縁結のアドバイザーさんといろいろ相談を重ねた結果「臨床現場以外でも医師が患者を救える場がある」と示してくれたのが、今の製薬会社のお仕事です。 自分一人で悩んでいたら、絶対に出てこない選択肢だと思いました。
そういった意味でも、仕事のことで悩んだら、一人で抱え込まずに、頼り甲斐のあるプロに相談するのはおすすめです。
おわりに
S.H先生、インタビューへのご協力ありがとうございました。
多くの医師は患者を救いたいという気持ちのもとで働いていることは間違いありません。
しかし、労働量の多さや命と向き合うプレッシャーなども多く、自分の心身を守れないケースもあるのが事実です。
S.H先生の場合は、「患者を救いたい」という気持ちを、臨床現場以外の場所で実現できる仕事を見つけたことで、転職を成功させました。
医療業界と一般企業では、風土や働き方が変わってくることから、転職を希望する場合は、プロのエージェントへの相談がおすすめです。
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