医師の転職先を選ぶ時に気をつけたいこと5つ

やっとの思いで今の職場を辞める決意をしたのに、次は転職先を決めないといけませんね。
退職までにやらなきゃいけない事を考えると気が重いですよね。
でも今は、転職先で目的を叶えることにスポットを当ててみませんか?

今回は転職先を選ぶ時に気を付けておいた方がいい点をいくつかご紹介します。
条件だけにこだわりすぎると、想定していたのとは違った結果にもなりかねません。
仕事選びで失敗しないためにも、ぜひこの記事を参考にしてポイントを押さえておいて下さいね。

医師の転職先選びで注意する点

転職先を選ぶときには「これだけは絶対に譲れない」という条件がありますよね。
そこで注意したいのが、偏った情報だけを集めないようにすることです。
ここでは、見落としがちなポイントを転職理由と照らし合わせて説明していきます。

給与アップを叶える転職先選びの注意点

給与アップが目的の転職では、「人材不足」で求人を出している病院を選ぶのがお勧めです。
しかし収入を上げるための転職だからといって、「報酬」に関する情報だけしか見ないのはキケンです。
「なぜ、こんなに待遇がいいのだろう?」とその理由にも目を向けておきましょう。

たとえば以下のようなことをチェックするといいですよ。

〈NGな理由〉

✖過酷な労働条件だったり、立地条件が悪かったりで医師の入れ替わりが激しい病院

〈OKな理由〉

☑病院の新設など業務拡大で医者の人数を増やすための求人
☑これまで働いていた医者の急なケガや、病気などで欠員を補充するための求人

そのほか、労働条件も確認しておく必要があります。
たとえば医局から民間への転職の場合は給料が上がる傾向にあります。
しかし民間から民間へと移るのであれば「どうやって収入アップを実現するのか?」という点もハッキリさせておきましょう。

☑当直や手術件数などを増やす
☑残業など長い拘束時間もいとわない

  

スキルアップを目指した転職先選びの注意点

スキルアップが目的の場合は、組織体制や施設内容などを把握しておくことが肝心です。

▶チェックポイント1:組織体制

医師の数は多くの症例を担当できるか否かの分かれ道。先輩・同世代の医者が多いと、担当できる症例が少なくなったり、若い医者の教育を任されたりする可能性も。

▶チェックポイント2:施設内容

☑新しいスキルを学べるか、研修体制が整っているか。
☑診療科の数や設備については見学に行って自分の目で確認。
☑今後のキャリア形成が出来るか経営状態も知っておく。

(経営状態については自分では把握しづらい場合もあるので、転職エージェントなどを利用すると確実です。)

負担を減らす転職先選びの注意点

仕事量や働き方の改善へ向けて転職する際に重視するのは、勤務内容担当科の医者の数などです。
負担の程度をハッキリとさせておかないと「こんなはずじゃなかった…」ということにもなりかねません。
とくに当直やオンコールについて詳しく書かれていないこともあるので要注意です!

▶チェックポイント

☑夜間診察を担当するのは当直の医者主治医が呼び出されるのか、それとも非常勤の医者か?
☑勤務内容(勤務時間・勤務日数・休日出勤・残業の頻度など)。
☑当直の回数。

やりがいを求める転職先選びの注意点

やりがい重視の転職では、自分にとってのやりがいが定まっているかどうかではないでしょうか。

▶チェックポイント

☑医者として成長するために最新の知識や技術を取得し、救えなかった命を救うことか?
☑医師不足が深刻化している地域で患者を診て、住んでいる人たちの役に立つことか?
☑生まれ育った地元に戻り、自分の専門性を活かしながら後継者を育てるなど「地元への貢献」か?

ライフスタイルに合わせた転職先選びの注意点

妊娠や出産、また子供の教育や親の介護などで転職を希望する際には、生活と仕事がスムーズに折り合う職場を選びましょう。
また福利厚生への取組みを調べると、家庭との両立への理解度も確認できますよね。

▶チェックポイント

☑時短勤務が出来る。
☑働く曜日や時間帯を選べる。
☑非常勤として働ける。
☑院内保育など育児支援が整っている。
☑急に欠勤することになっても代わりの医者がいる。
☑当直なし。

まとめ

医師が転職先を選ぶ時には、転職の理由別に次のような注意点がありました。

  • 給与アップを目指す転職では人員不足の理由と労働条件の確認
  • スキルアップを求める転職では人員体制や設備の確認
  • 負担軽減を希望する転職では勤務内容やチーム体制の確認
  • ライフスタイルに合わせた転職では勤務内容や福利厚生の充実度を確認
  • やりがいを感じるための転職では自分にとってのやりがいを再確認

医師の転職先選びで大切なのは、目的の実現もさることながら条件にこだわりすぎない広い視点を持つことではないでしょうか。

【民間医局】の医師求人情報


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