医師が転職に失敗する理由は?
「こんなはずじゃなかった」
「前の職場の方が断然マシだった」
「見切り発車で仕事を変えてしてしまった」
などと、新しい職場で働きはじめてから後悔する医師の方は数多くいます。
良かれと思って新天地を目指したのに、どうしてこのようなミスマッチが起こってしまうのでしょうか。
今回は、転職で失敗しないために気をつけるべきポイントをご紹介していきます。
よくある失敗事例もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
医師が転職に失敗する理由
ある調査によると、実に医師の約50%が転職で失敗した経験があるそうです。
今よりも良い条件だからと踏み切ったのに、なぜ上手くいかないケースがあとを絶たないのでしょうか。
その理由はさまざまですが、最も大きな理由として転職前の「ビジョン」が不明確であることが挙げられます。
ビジョンとは?
ビジョンとは簡単にいえば、「こういったことをしたい」「あんな風になりたい」という目標やイメージのようなものです。
なぜ、そのビジョンを持つことが大切なのでしょうか。
ビジョンがあるということは、実現するために「これだけは譲れない」という就職条件がはっきりしてきます。
実際に就職するとなると、すべての条件がパーフェクトな職場というのは現実的に難しいですよね。
転職で失敗しないために重要なこと。
それは、譲れない点と妥協できる点を明確にすることです。
ビジョンがないと、とりあえず給料がいいところを選んだり、「あれは嫌だこれは嫌だ」と求人を決めきれなかったりします。
そして実際に働いてみると、想像よりも稼働時間が長かったり、業務量が多くて大変だったり、という問題が起こってしまうのです。
ミスマッチを防ぐには、あなたの中で大切にしたいビジョンを描き、条件面の優先順位をつけてみましょう。
医師が「失敗した」と感じた事例
それでは実際に、新しい職場選びがうまくいかなかったと感じた方の事例を紹介していきます。
よくある事例となっていますので、あなたもチェックして当てはまらないように気を付けてみましょう。
1.年収が下がってしまった
職場が変わったことで、年収が下がってしまったケースです。
前職での稼働時間が残業などで長くなっていたために増えていた収入が、勤務時間とともに減少してしまうパターンです。
どれくらい働いていくら貰えるのかをあらかじめ計算し、収入面に問題がないか事前に把握しておきましょう。
2.紹介だから辞めづらい
知人の紹介により転職したため、何か不満があっても、紹介してくれた方のことを考えると辞めづらいということも。
「知人がいるから大丈夫」とたかをくくるのではなく、詳しく話を聞ける機会だと考え、転職前にヒアリングすることが大切です。
3.高収入に惹かれた
「1.年収が下がってしまった」と反対のパターンです。
収入が上がることを見込んで決意したものの、当直やオンコールなどの理由により自由な時間が減ってしまったということもあり得ます。
前職と稼働時間が大きく変わらずに、収入が増えるのかどうかを確認するようにしましょう。
まとめ:ビジョンを定めて譲れない条件を見つけよう
医師が転職で失敗する最大の理由は、ビジョンが明確ではないから。
ビジョンが決まれば、妥協できる条件と譲れない条件がはっきりしてきます。
ほかの医師たちの失敗事例も参考にしながら、貴方なりのこだわりを見つけていきましょう。
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