医師の種類とは?9つの科目を解説

ひと口に医師といっても、専門科によって業務内容や年収などの条件はさまざまです。

今回は医師各科の種類を解説します。

外科医とは?

まずはじめに外科の種類から紹介していきます。

外科医は、手術などの外科学的処置を施す医師のことです。

簡単にいうと、患者の病気や外傷の治療を行うため、手術を執刀することが主な役割といえます。

またそれ以外にも、外来患者を診察したり、病棟勤務で入院中の患者の術後管理を行うことも業務に含まれます。

以下では外科に属する科目を紹介していきます。

整形外科

整形外科は、筋肉や骨格などの運動器官に関する疾患を診断し、治療する診療科です。

運動器官には、骨、軟骨、筋肉、靭帯、神経などが含まれ、整形外科は主に、背骨と骨盤というからだの土台骨と、四肢を主な治療対象にしています。

整形外科をより細分化すると、脊椎外科、肩関節外科、股関節外科、膝関節外科、リウマチ外科、骨・軟部腫瘍外科などの専門分野があります。

心臓血管外科

心臓血管外科学は、心臓疾患を扱う「心臓外科学」と血管疾患を扱う「血管外科学」という2つの分野に分かれることがあります。

しかし多くの場合、心臓、大血管、末梢血管を含めて循環器系統の疾患を対象としてまとめて心臓血管外科学とされています。

脳血管外科

脳血管外科は、脳や脊髄の血管に関する疾患を扱う診療科目です。

脳卒中、脳動脈瘤、脳出血、脳静脈洞血栓症、脳血管性認知症などの疾患を扱うなど、 緊急性の高い疾患であるため、早期治療できるかどうかが患者の回復の成否を分けます。

皮膚・美容整形外科

形成外科、整形外科、美容外科は似ていますが、それぞれ異なる目的と範囲を持つ医療分野です。

形成外科は、外傷や先天的な異常に対する治療や再建手術を行い、整形外科は骨や関節、筋肉などの治療を、美容外科は外見の改善を目的とした手術や治療を行います。

美容医療は自費診療なので、クリニックごとに価格設定が異なるのも特徴です。

救急科

救急科は、重症な疾患や緊急の治療を専門とする医療分野です。

急性期の医療を提供し、命に関わる状態や重篤な症状を持つ患者に対応します。

例えば、心臓発作や脳卒中、重篤な外傷などの診断と治療を行い、迅速かつ適切な処置が求められます。

救急科医は緊急医療に特化した訓練を受けており、24時間体制で救急患者を受け入れています。

内科医とは?

内科医は、内臓、神経、血液などの病気について診断し、薬物治療をはじめ食事療法や運動療法など保存療法を主に行います。

具体的な仕事内容としては、診察や検査を行い、患者さん一人ひとりに最適な治療法を決定し、患者やその家族に診断結果や治療法を説明して同意を得ることも含まれます。

循環器科

循環器科は心臓や血管に関連した疾患の診断と治療を行う医療分野です。

心臓病や高血圧などの疾患に特化した医師が在籍し、患者のケアを担当します。

消化器内科

消化器内科は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの消化管疾患と肝臓、胆のう、膵臓などの疾患の診療を担当します。

具体的には、内視鏡による種々の疾患の診断と特殊治療を行うことがあります。

腎臓内科

腎臓内科は、腎臓疾患に特化した診療を行う医療分野です。

透析療法や腎移植などの高度な治療も行われており、患者の生活と健康を支援する重要な役割を果たしています。

血液内科

血液内科は、血液疾患や血液悪性腫瘍に関連するさまざまな疾患に対して診断と治療を行い、患者の血液の正常な状態を維持することが主な仕事です。

骨髄検査や遺伝的検査を行ったり、必要に応じて輸血療法を行うなど、輸血製剤の管理をします。

まとめ:科目の種類は多岐にわたる

今回は9種類の科目を紹介しました。

ただ、ここで取り上げた種類はほんの一部に過ぎません。

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